目の下のたるみ治療でアンチエイジング徹底ガイド
あなたの目の下にある影はたるみ?くま?このページでは、目の下のたるみとくまの違いや判別方法について解説しています。また、くまのタイプに合わせて、相性の良い治療方法もご紹介!原因によって適切な治療方法は変わってきますので、目の下の影にお悩みの方は参考にしてみてください。
医師成田 亜希子
弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。
昔は引き締まっていたのに、「年齢とともに目元がたるんできた…。」その、目元のたるみには原因がいくつかあります。
目元にある筋肉が衰え、目元にある脂肪(眼窩脂肪)を支えられなくなって垂れ下がってしまう。
加齢とともに目の周りの筋肉が衰え、脂肪が溜まって垂れ下がってしまう。皮膚内のコラーゲンやヒアルロン酸などが減少し、肌のハリが失われてしまうことが原因であることも。
スマホやパソコンを見ることでまばたきの数が減少し、目の筋肉が衰えるということもあります。
若い時にはチャームポイントである涙袋も脂肪でできていますので、涙袋が大きい方は加齢とともに垂れ下がってしまいます。
目元のたるみによって影ができるので、目元が暗くなり、くまができたように見えることもあります。見た目年齢にも大きな差を生む目元のたるみ。「今はまだ気にならない。」という人でも始めて欲しい習慣です。
目頭を親指の腹を下から上に指を入れるようにして、ゆっくりと押す。そのまま眉毛に沿って少しずつ指をずらしながら目尻まで押していく。
また目頭に戻り、今度は目の下にある骨に沿って、両人差し指か中指の腹を使って少しずつ指の位置をずらしながら目尻まで押していく。
お風呂に入って温まっている時などに、オイルなどを付けて丁寧にマッサージするのがおすすめです。
目の周りの皮膚は薄くてデリケートです。そのため、他の部分よりも乾燥や紫外線などの影響を受けやすいため、たるみ以外にもくまやシワなどに悩んでいる方も多いと思います。
化粧水は特に乾燥しやすい目の周りを中心に、何度か重ね付けをするのがおすすめです。1度しっかりと化粧水を浸透させてから、2度目も顔全体に付けて浸透させます。
そしてさらに3度目には目の周りにだけしっかりと化粧水を付けるようにします。化粧水の最後に、コットンに化粧水をたっぷりと含ませて、目の上に5分ほど置いておくのも効果的。
そして忙しいとつい、化粧水が乾かないうちに美容液や乳液を付けてしまいがちですが、化粧水をしっかり肌に浸透させてから次のステップに移行しましょう。
季節や肌の状態に合わせて化粧品を見直すことも必要です。通販でも店舗でも、一度アドバイスやおすすめ商品などをチェックしてみてください。
化粧水と乳液しか使用しなかったという人が、目のたるみやシワに効果があるというエイジング美容液を化粧水と乳液の間にもうワンステップ加えたところ、とても効果があったという話はよく聞きます。
年齢化粧品は高価なものが多いですから、少量入っているお試しセットなどで慎重に選びましょう。疲れや睡眠不足、栄養バランスの偏り、喫煙、運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れによって肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、乾燥などの肌トラブルを促進してしまっていることもあります。
美容皮膚科や美容整形外科のクリニックでもケアすることができます。たるみを切る方法「切開法」と切らないで注射やレーザーを行う方法に大きく分けられます。
しかし、切開法ではダウンタイムや痛みなどが生じますので、気軽に行える切らない方法を選ぶという人が多いようです。クリニックによってさまざまな施術があり、料金にも幅があります。
たるみが強くセルフケアだけではどうにもならないという人は、クリニックを利用することもおすすめします。症例数が豊富であり、いくつもの選択肢がある施術の中で、メリットとデメリットを説明して、自分に合った施術を提案してくれるクリニックを選びましょう。
目の下のたるみとくまの違いについて分かりやすく解説すると、くまは目の下に見られる影や色素異常のこと。目の下のたるみは目の下に暗い影を作りますので、くまの原因の一つとなります。美容外科やクリニックの治療でよく「くま・たるみ治療」とまとめられているのは、たるみを解消することでくまも一緒に改善できるケースが多いからです。
ただし、くまの種類によっては目の下の血行不良や色素沈着など、たるみ以外が原因の場合もあるため、一概に「くまとたるみは同時に治せる」というわけではありません。
まぶたの皮膚はとても薄くて皮脂腺も少ないので、乾燥しやすくてデリケート。それなのにスマホやパソコン、テレビなどを見ることで、毎日酷使している目は疲れやすく、触ってしまいがちになります。そういった摩擦による刺激は色素沈着を起こしやすく、くまの原因にもなってしまいます。そのため、目の周りのマッサージやツボ押しなども摩擦によって刺激しないようクリームやオイルなどを使用し、優しく行うようにしましょう。
くまがあるとどのような印象になるでしょうか。やはり目は第一印象を決める重要な顔のパーツですから、目の下にくすみや影があると、全体的に暗く、老けた印象になってしまいます。
くまにはいくつか種類があり、それぞれ原因が異なりますが、くまのイメージは、やはり寝不足や疲労が原因であると思われがち。そのためくまがあると疲れているような印象を与えてしまいます。
また、目つきが鋭く、険しく見えることもあります。機嫌が悪いのか、怒っているのかと思われてしまうということにもなりかねません。
やはり目元の印象は大切ですね。くまがあるだけで、こんなにも与える印象に影響が出てしまうのかと思うと、放っておくわけにはいきません。
黒くま・影くま | 場所:目の下 | 原因:皮膚のたるみや眼窩脂肪の突出 |
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茶ぐま | 場所:目全体 | 原因:色素沈着とターンオーバー不良 |
赤くま | 場所:目の下 | 原因:血行不良(動脈・静脈) |
青くま | 場所:目の下 | 原因:血行不良(静脈) |
紫くま | 場所:目の下 | 原因:赤くまと青くまの併発 |
表にまとめてみると、くまには目の下のたるみ以外にも複数の原因があることが分かりました。しかし、どのくまの原因にも潜んでいる共通点が一つだけあります。それは「老化」です。
血行不良やターンオーバーの乱れの主な原因は老化。年齢を重ねるとどんなに丁寧にセルフケアをしていても、いずれ皮膚はたるみます。つまり、たるみが原因ではない種類のくまでも、たるみ対策は必要です。
くまの原因、種類の判別方法、相性の良い治療法など、詳しい情報をご紹介していきます。
目の下の皮膚の凹凸の下側が影になっているのが特徴。涙袋よりも下方に見られるため、顔全体が垂れ下がって見えます。
眼球を支えているロックウッド靭帯が老化によって緩み、目の下にある眼窩脂肪を支えきれずに押し出されて黒くまになるケースが多いようです。
目の下の影が消えたり、薄く見えたりする場合は、黒くまの可能性大。
変化がない場合は、別の種類のくまだと考えられます。
脱脂術、ヒアルロン酸注入、ハムラ法、アイリフト、ボトックス、金の糸、下眼瞼形成術、切開法など
自宅では、「目の下のたるみについて」の中でご紹介したたるみケアをおすすめします。クリニックでの施術だけでなく、毎日自分でできることを無理なく続けていきましょう。
目の周囲にメラニン色素が沈着し、肌が黒ずんで見えるくまです。
紫外線のダメージはもちろん、目をこする、洗顔時に強く顔をこするなどの日常的な刺激もメラニン色素の産生を促す原因です。
ターンオーバーが乱れがちの方は、沈着した色素がそのままになるため、濃い茶ぐまが見られます。アトピー性皮膚炎、乾燥性のかゆみ、化粧品かぶれ、落としきれていないアイメイクなどが原因になることもあります。
これらの方法を試して変化が見られない場合は茶ぐまの可能性が高いです。
レーザー治療、ドクターズコスメ、下眼瞼形成術など
自宅でのケアは、美白効果のある化粧品をたっぷりと付けましょう。コットンや手などでこすらないように、目の周りは化粧品をのせる感じでゆっくりと優しく押すようにして丁寧に付けていきましょう。コットンに美白効果のある化粧水を含ませて、まぶたと目の下を覆うようにパックするのもおすすめです。
うっ血した血管が透けて見えるくまです。うっ血した血管の種類や程度によって赤、青黒、青紫と見える色が変わります。
ほとんどの原因が血行不良です。他のくまと比べて比較的症状は軽いと言われています。
冷え、睡眠不足、疲労、眼精疲労、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣などが原因になっていることが多く、一般的に「くまができた!」という時の原因として想像されるものではないでしょうか。
赤みが増して見える場合は、赤くまの可能性が高いです。
脱脂術、レーザー治療、切開術、高周波治療、ヒアルロン酸注入、下眼瞼形成術など
目の周りのツボ押し、マッサージは目の周りのケアに対応する小さなサイズの美容器具(ローラーなど)を優しく使用するのも良いでしょう。
マッサージをする場合には薬指を使ってオイルや美容液、乳液などを使ってそっと触れるようにしてください。
摩擦による刺激を与えてしまうと、茶ぐまの原因になってしまいます。寝る前のケアとして、気軽に使用できるホットアイマスクや電子レンジで温めて使用するアイマスクで目元を温めながらベッドで横になるのもおすすめです。
血行がよくなり、眼精疲労の改善にも効果がありますが、目の周りが温まると、とても気持ちよくリラックスできます。睡眠不足の解消にもつながります。
老け顔や疲れ顔の原因となる目の下のくま。くまは見え方によって、黒くま、茶くま、赤くま、青くまなどがありますが、その原因はさまざまです。しかし、いずれも目の下のたるみが原因の一つとなっています。
目の下のたるみはツボ押しなど目の周りのマッサージ、スキンケア、生活習慣の改善などである程度改善することはできます。しかし、目の下の脂肪や加齢による皮膚のたるみが原因の場合は、自宅でのセルフケアだけでは思ったように改善できないことも少なくありません。
そのため、セルフケアで改善できないたるみに悩んだら、美容外科などのクリニックに相談し、医学的な力を借りるのも一つの方法です。たるみの原因となる脂肪や余分な皮膚を取り除く「切開法」以外にもレーザー治療やヒアルロン酸注射など体への負担が少ない治療を選ぶことができます。
目元は顔の印象を左右する要でもあります。くまの改善には、それぞれの症状や程度に合った目の下のたるみケアを行っていきましょう。
※掲載された医学的情報は、医師やその他医療従事者による診断に代わるものではありません。治療に関しては、医師や資格を持った医療従事者の診断を必ず受けるようにしてください。
※本サイトに掲載されているクリニックや特定の商品に関して、監修いただいた医師が勧めるものではありません。
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